香港の奇跡

3日目。
唯一の自由日。
最大の目的である、香港映画のロケーションを回る。
とりあえず、地下鉄で「香港電影資料館」を目指す。
目的の駅につくと、横殴りの雨が降っている。
台風が近づいているらしい。
折りたたみ傘の限界を感じながら、目的地へ

    星期四  休日

おっととと、どうやら木曜日は休みらしい。
ここで初めて地下鉄内の電光掲示板の表示の意味が分かった。

    8月30日  星期四 8:29

意味が分からなかったあの言葉は曜日を表していたらしい。
と納得している場合ではない。
ここで土産を買い込もうと思っていただけに大誤算だ。
けれども、今日しかこれなかったんだからしょうがない。

ヴィクトリア・ピークという丘にのぼる。
ヴィクトリア・トラムという2両編成の特別列車で
45℃はあろうかという坂をのぼった。
座ってるのも辛かった。
100万$の夜景をみる絶好のポイントなのだが、
「金枝玉葉2」で使用された「CafrDECO」というカフェに行くのが目的だ。

ぶっちゃけた話、ここで食べたカルボナーラが香港での食事で一番良かった。
(残したけど。。)
ここでアニタ・ユンが食事をしたのかと思うと喜びも格別だ。
横殴りの暴風雨のため、景色はあまり楽しめなかったけど。。

次は、昨日ツアーで連れて行かれた、土産物屋に行くことにした。
電影資料館が閉まっていて土産が買えなかったからだ。
JTBのデスクに場所を聞きに行くと、タクシーを使えとしつこく勧めるので、
仕方なくタクシーを使うことにした。

嫌な予感は的中するものである。

土産物屋でタクシーでもらったつり銭を使おうとしたら、

「これ、HK$じゃないよー!!」

と、言われた。
もっとも海外旅行してるんだと実感した瞬間である。
腹がたったので、先ほどのデスクに戻って文句を言った。

そして、香港警察が来た。

被害額は1000円くらいだったのだが、
3人の制服をきた警官はすごい剣幕でまくし立ててくる。
香港にはちんけな詐欺師がいると思われるのが
よほど腹にたっているらしい。
それとも職業柄なんだろうか。
お陰で1時間デスクで時間を費やしてしまった。
だが、これは不幸中の幸いである。
なぜなら私は香港の警察官と話がしたいと思っていたからである。
私が一番好きな香港映画は
トニー・レオンが警官役で主演した「恋する惑星」
であり、
なんとか警官とおしゃべりする機会はないものかと伺っていたからだ。
ただし、これはなかばあきらめていた。
しかし、1000円くらいの出費で警官と話(正確には尋問です)ができたので
最高の思い出になったのはいうまでもない。

夜。
なにげなくテレビをつけると、アニタ・ユン
主演しているドラマがやっていた。
最早ここまでくると、1年分の運を使い果たしてしまったんじゃ
ないかと思えてくる。

う?ん、香港最高!!

カテゴリー: メイ->日記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です