障害者手帳


この度、祖母が「障害者手帳」を取得した。

結構面倒くさい作業だったが、2級という
ことで、苦労したかいがあったかなという
感じだ。


手帳を取得するにあたり、事前にネットで
いろいろ調べようとしたのだが、あまり
役に立つ情報が得られなかった。


そこで、役立ちそうな情報を記したいと
思う。


参考資料として、福岡県の某市が発行した
「福祉のしおり」を使いました。


● どのような病気にかかると障害者手帳を
取得できるのか?

・筋萎縮性側索硬化症
・後縦靭帯硬化症
・骨折を伴う骨粗ショウ症
・シャイ・ドレーガー症候群
・初老期における痴呆
 (アルツハイマー病、脳血管性痴呆、
  ピック病、クロイツフェルト・ヤコブ病等)
・脊髄小脳変性症
・脊柱管狭窄症
・早老症
・糖尿病性神経障害
 糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
・脳血管疾患
 (脳出血、脳梗塞等)
・パーキンソン病
・閉塞性動脈硬化症
・慢性関節リウマチ
・慢性閉塞性肺疾患
 (肺気腫、慢性気管支炎、気管支喘息、
  びまん性汎細気管支炎)
・両側の膝関節又は股関節に著しい変形を
 伴う変形性関節症

病気の種類によっては、病院から手帳の
取得を勧められる場合もあるが、私の
場合は、自ら市役所の申請書をもらいに
行って、病院で申請書を書いてもらって
の取得になった。

因みに、申請書を提出してから交付までに
かかる日数は約1ヶ月半。

実に長い。。


障害者を支援するための各種制度が用意
されており、障害の種別と等級によって
利用できる制度が異なる。

● 障害の種別
・視覚(1級?6級)
・聴覚・平衡(2級?6級)
・音声言語(3級、4級)
・肢体不自由(1級?6級)
・内部(1級、3級、4級)
・知的障害(A、B)

因みに、等級による格差はほとんど無い
ので、一番下の等級であっても、充分に
取得する価値はあると思う。

● 利用できる制度
(1)公共料金等の割引
・タクシー料金
  福祉タクシー利用券、一割引
・鉄道運賃割引
  第一種、第二種
・バス運賃
・国内航空
・NHK受信料
  全額免除、半額免除
・電話番号無料案内
・有料道路
・携帯電話基本使用料等の割引

(2)日常生活の援助
・車椅子貸し出し
・舗装具
・日常生活用具
・支援費制度
  施設訓練等、居宅生活
・生活福祉金貸し付け
・住宅改造費助成

(3)社会参加
・郵便不在者投票
・自動車改造費助成
・自動車運転免許

(4)税金
・特別障害者控除
・障害者控除
・自動車税免除
・自動車取得税免除

(5)手当て等
・障害基礎年金
・扶養共済
・障害児福祉手当
・特別障害者手当
・特別児童扶養手当

(6)医療
・重度障害者医療
・老人医療早期適用
・更生医療
・育成医療
・腎臓福祉給付金

● 特定疾患医療費助成制度
難病のうち、特定疾患治療研究事業の対象
となる疾患の治療を受けている場合に、
治療費の全額又は一部を公費で負担する。
治療等は、県知事が指定する医療機関で
行われる。助成の期間は1年。

対象となる疾患
・ベーチェット病
・多発性硬化症
・重症筋無力症
・全身性エリテマトーデス
・スモン
・再生不良性貧血
・サルコイドーシス
・筋萎縮性側索硬化症
・強皮症・皮膚筋炎及び多発性筋炎
・特発性血小板減少性紫斑病
・結節性動脈周囲炎
・潰瘍性大腸炎
・大動脈炎症候群
・ビュルガー病
・天疱瘡
・脊髄小脳変性症
・クローン病
・劇症肝炎
・悪性関節リウマチ
・パーキンソン病関連疾患
・アミロイドーシス(原発性)
・後縦靭帯硬化症
・ハンチントン病
・モヤモヤ病
・ウェゲナー肉芽腫症
・特発性拡張型心筋症
・多系統萎縮症
・表皮水泡症
・膿疱性乾癬
・広範脊柱管狭窄症
・原発性胆汁性肝硬症
・重症急性?炎
・特発性大腿骨頭壊死症
・混合性結合組織症
・原発性間質性肺炎
・網膜色素変性症
・プリオン病
・原発性肺高血圧症
・亜急性硬化症脳炎
・神経線維腫症
・バッド・キアリ症候群
・特発性慢性肺血栓閉栓症
・ライソゾーム病
・副腎白質ジストロフィー

これだ!っと思ったら市役所の障害福祉課
とかに行ってみると良いでしょう。

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