毒薬

これまで、利き手の捻挫しているところに塗りつづけた
ボルタレンという薬の副作用を調べてみた。
塗り薬にはそんなに大した副作用なんてないと思っていたんだけど
客先で、「ボルタレンなんか塗って、どうなってもしらないぞぉ!!」
と何度も脅されるので、調べてみた。

ボルタレンゲルの副作用は皮膚炎,そう痒感,発赤,皮膚のあれ,
刺激感,水疱,色素沈着などがあるようです。
密封法(ODT)での使用により,全身的投与と同様の副作用発現の可能性あるので
ODTで使用してはいけないようです。

併用注意の薬品はニューキノロン系抗菌薬(エノキサシン等)で、
痙攣のおそれがあるようです。

慎重を要する適応として気管支喘息(アスピリン喘息患者も含まれており,
それらの患者では重症喘息発作を誘発のおそれあり)があります。

最近、なんだがか胸部が苦しくなるのはこのせいなのかなぁ、
と思い、この薬を使うのは止めました。

はぁ。。

因みに、医者に行く前にお世話になった奴はというと・・・

バンテリンは肌がヒリヒリせず鎮痛効果の高いインドメタシンを
含有しているので安易に塗りすぎる傾向があります。

ちなみに、インドメタシンは、非ステロイド抗炎症剤で、
アリール酢酸系の一種です。
アリール酢酸系の中には、脳炎の副作用で有名なジクロフェナクナトリウム
(ボルタレンなど)もあります。

炎症の起きている場所では、細胞組織の再構成のため、
血流を激しくしようとして痛みを強く感じさせるプロスタグランジンが
盛んに合成されています。
インドメタシンは、このプロスタグランジンの合成を阻害することで
鎮痛効果をあげようとするものなので、筋肉痛で効果があった時は、
筋肉の再形成を抑えています。
ですから、長期に渡って使っていると、筋力が低下していくため、
スポーツ選手の選手生命には致命傷となります。
それよりも、筋肉痛がたびたび起きるようなトレーニング方法
(冬季は激しくしないとか)を改善していくのが優先でしょう。

また、食生活(特にマグネシウムの不足)や、健康状態
(カゼや隠されたアレルギーを抱えていても筋肉痛が起こりやすい)
を改善していくことも筋肉痛の予防になります。

インドメタシンを使っていると、塗っている場所の筋肉が極端に痩せていきます。
痩せた筋肉を酷使すれば、すぐ痛くなります。
つまり、だんだん効かなくなります。
そのため、筋肉が痩せれば筋肉を少し使うだけでも痛くなり、効きにくくなるから、たびたび塗り、
ヒリヒリしないから量も増え、という悪循環になってしまいます。

親指の付け根の筋肉が極端に落ちたのは、2週間ばかり固定してせいだと
ばかり思っていましたが、こいつらのせいだったのかぁ。。

とほほ。。。

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